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2007年11月24日 (土)

道路工事完成図等作成説明会(北海道開発局編)

先日、北海道開発局主催の「道路工事完成図等作成に関する説明会」に出席してきました。

私は20日札幌21日室蘭の2会場で聴講させていただきました。

基本的に内容はどの会場で聴いても同じです。

しかし、私の場合2度聴かせていただいたのでより理解させていただいたかもしれません。



先週の稚内を皮切りに来週の帯広まで、全道9会場で実施されるものです。


昨年も同様の説明会が開催されていますが、今回は北海道開発局独自仕様の説明があるため、参加者は注意深く内容を聴いていたような気がします。



これからその内容についてご報告させていただきます。

  




まず当日のプログラムをご紹介します。

※記事内で「北海道開発局各開発建設部」と書いている部分は、プログラムには各会場ごとの担当者名が記載されていますがここでは省略させていただきます。

10:00~10:10 あいさつ 北海道開発局各開発建設部

10:10~11:10 出来形完成平面図の作成について(特記仕様書を含む)
(質疑応答含む)  株式会社タナカコンサルタント 板垣陽子氏

11:10~12:10 道路施設基本データ作成について(重要構造物完成図書の電子データ作成について)
(質疑応答含む) (財)北海道道路管理技術センター 信行信男氏

12:10~13:10 (休憩 昼食)

13:10~15:00 道路工事完成図等作成要領について(前編)
(小休憩含む)  (財)日本建設情報総合センター 伊藤敏章氏

15:00~15:10 休憩

15:10~15:50 道路工事完成図等作成要領について(後編)
(質疑応答含む) (財)日本建設情報総合センター 伊藤敏章氏

15:50~16:00 質疑応答(全体について)

16:00~16:15 道路平面図等管理システム(発注者用)について
           (財)日本建設情報総合センター 伊藤敏章氏

16:15~16:30 電子成果品の利活用について
           北海道開発局各開発建設部担当者



それでは各内容についてお伝えします。



1.出来形完成平面図の作成について(特記仕様書を含む)
     株式会社タナカコンサルタント 板垣陽子氏

まず北海道独自仕様出来形完成平面図の説明です。

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従来からある出来形完成(しゅん工)平面図に、全国共通版である道路工事完成図作成要領に規定されている完成平面図を作図(ハッチング、属性入力)するというものです。

この際用紙サイズはA2サイズの長尺版(1140x420)と決められています。全国共通仕様のA1サイズでない点に要注意です。

また、最終的にマイラーでの提出義務もあります。この際、完成平面図部分等(ハッチング、属性表記)の指定レイヤー非表示して出力すると規定されています。

とにかく北海道独自仕様があるので、北海道開発局版の作成要領(案)を良く理解する必要があります。




2.道路施設基本データ作成について(重要構造物完成図書の電子データ作成について)
   (財)北海道道路管理技術センター 信行信男氏

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北海道開発局独自地物があるので、参照する基準(案)は「道路施設基本データ作成要領(案)平成19年10月北海道開発局」となります。これについては以前と大きな変更点はないので特に問題はないでしょう。

問題なのは今回新たに提示された「重要構造物図面・設計図書の電子媒体作成手順書(案)平成19年10月北海道開発局」です。

橋梁トンネルに関する図面設計図書を道路施設基本データの参考資料として電子納品するものです。

しかし、橋梁やトンネルに関する資料準備を舗装工事等の請負者が発注者より貸与され作成する事は大変ですし、その必然性に疑問を感じます。全ての道路施設情報を道路最終面(舗装面)工事の請負者に負担させるのはいかがなものでしょうか。

実際の業務における監督員との協議内容注目したいと思います。




3.道路工事完成図等作成要領について(前編)、(後編)
  (財)日本建設情報総合センター 伊藤敏章氏

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全国共通版の道路工事完成図作成要領については、昨年より大きな改訂や変更点はありません。

作成に当たっては参照内容も多いので、前編PPT資料を見ながら全体の作成の流れについて説明があり、後編では特に注意すべき点を作成要領を実際に紐解きながら詳しく説明がありました。

私が特に気にしていたのは、作成するSXFのバージョンでしたが、今回の説明では2.03.0のどちらで作成しても良いという事でした。

正直2.0で作成する方が作業量は少なくて済みます。




4.道路平面図等管理システム(発注者用)について
  (財)日本建設情報総合センター 伊藤敏章氏

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この説明は発注者向けなのですが、請負者の方も知っていて損はないとの事でお話がありました。

請負者が提出した完成平面図登録システムの操作に関する説明です。






5.電子成果品の利活用について
  北海道開発局担当者

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こちらも発注者向けの内容です。

平成19年度から運用を開始した「電子納品・保管管理システム」に関する説明です。

皆さんが竣工検査時に提出された電子成果物が、発注者側でどのように利活用されているかのお話でした。

また過年度分(H18年度)登録において全体の3割程度エラーが見られるとこ事で、正しい成果物の提出協力がありました。

これはMICHIシステム同様、電子納品成果物に対しても、提出時に資格者(RCE、RCI等)事前チェック制度を設ければ防止可能かと思います。



以上のような流れで説明会は無事終了しました。






最後に、質疑応答で出た質問をまとめてみます。




質疑応答】※要旨のみ

1.完成平面図分割について

   A)北海道開発局→A2長尺版(1140x420) 国土交通省全国版→A1版(延長方向の長尺可)と定義されている。北海道開発局においてはA2長尺版(1140x420)に準拠し1枚の図面を作成する。これに収まらない場合は複数枚に作成する。


2.距離標が1図面内に2ヶ所ない場合

   A)監督員と協議し過去の測量成果資料等の貸与を受ける。新たに設置の必要がある場合の測量、設置費は別途積算する。



3.完成図面作成費について

   A)完成平面図部分について作成が義務づけられる工事については、道路工事完成平面図のメインとなる属性付き図形の作成費および属性入力費、及び前述の距離標の新設等に関しては、「道路工事完成図等作成要領(案)に関する積算の取扱について」を適用する。なお、出来形完成平面図部分の作成費用は、共通仮設費中の工事完成図書作成費に含む。

    ※解説すると、道路工事完成図(全国共通版)のハッチング作業や属性入力費用や距離標の不足に伴う新規設置精査に関する費用は支払われるが、出来形完成平面図部分に関しては新たな費用発生はないという事です。 




※ここでちょっと驚きがありました。
開発局の監督職員の方から質問が出ました。いろんな説明会に出席していますが、監督職員の方からの質問は大変珍しいかと思います。


4.防護柵設置単体工事や植樹桝への植樹のみの工事の場合、道路の舗装形状や道路定規に変更ない場合は、完成平面図の提出は必要か?
  【開発局有珠復旧事務所監督員からの質問】

   A)道路工事完成図等作成要領からすると不要と判断できる。  

5.前記4の関連質問
【開発局有珠復旧事務所監督員からの質問】

 その場合、北海道開発局においては出来形完成(竣工)平面図とセットになっているため、竣工に関する図面も提出されない事となり道路法上の道路台帳整備の更新がされない矛盾が生じるがその対応はどうしたら良いか? 

    A)本部に持ち帰り、全道の説明会での質問や意見も取りまとめ判断したい。

   

まだまだ不確定要素も多そうで、実際の運用ではさらに協議が必要な内容が発生するものと思われます。

今後の動向に注目したいと思います。




今回の説明会を担当されました講師の皆様大変お疲れ様でした。そして大変ありがとうございました。




『あとがき』
今回担当されました講師の一部の方とお話させていただく時間がございました。
皆さん建設CALS/ECに関するブログ記事も良くお読みになられるとの事です。もちろん我が建ブロの方々の記事も読まれているようです。
会場に参加できなかった方、あるいは当日質問漏れのあった方は、是非記事内で質問意見を書いてみてはいかがでしょうか。
そんな意味で、建ブロブログ社会貢献していると言えるかもしれません。

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