情報化施工
先月参加した「CALS/EC MESSE 2009」においていくつかのセミナーを受講させていただきました。
今回のキーワードは「建設ICT」です。
※ICTとは「Information and Communication Technology」です。
その中から今回次のセミナーをご紹介します。
●情報化施工の人材育成
(社)日本建設機械化協会 施工技術総合研究所
研究第三部 次長 上石修二 氏
今年初め「国土交通省CALS/ECアクションプログラム2008(素案)」が発表され、6つの重点分野において、ICT技術を活用した建設生産システム(社会資本監理システム)を構築すると書かれています。
※CALS/ECアクションプログラム2008(素案)はこちらから入手されて下さい。
その重点分野の一つとして、「目標-④ 工事の一層の品質向上を図る情報化施工の普及推進」が掲げられています。
情報化施工により、工事の一層の品質向上とコスト縮減及びスピードアップ化を図るなど建設生産システムの生産性向上が可能となる(情報化施工)とあります。
今まで他の文献やセミナーで概念は理解していたつもりですが、今回セミナー講師を担当いただいた(社)日本建設機械化協会では着々と実現に向けた取組が行われているようです。
特に協会ではその人材を育成するため、研修会が実施され、そのテストフィールドが静岡県にある(社)日本建設機械化協会 施工技術総合研究所内に用意されています。
研修会では3次元データを利用した建設機械制御に関する基本的な教育と実践的な活用(制御データの作成、マシンコントロール(MC)、ICT施工管理)ができる技術者を育成するものです。
ふと思ったのですが、北海道の企業からはどの程度の方々が研修を受けているのでしょうか。
普及にはまだまだ時間を要するようですが、間違いなくこの分野を活用する時代が到来するものと思います。
各企業においてもこの手の研修は一度受けておく価値は十分あるように感じました。
私としては今回初めてのCALS/EC MESSE参加でしたが、常に最新の情報だけは把握しておかなければならない事を痛感しました。
同行した知人に聞くと、開催規模や参加者が減少しているとの事でひところのCALS/ECに対する盛り上がりは見られません。
来年の開催があるかないかはわかりませんが、「継続は力なり」ですので、来年もある事を期待しています。
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コメント
このセミナー【だけ】は是非聴きたかったです。残念!(涙)
投稿: ど凡 | 2009年2月 2日 (月) 17時15分
■ど凡さん
本来であればVTR映像でお伝えできれば良いのですが、場内はVTR撮影禁止だったので残念です。
私も機会があれば研修会に参加してみたいと思っています。(笑)
投稿: 仕事マン | 2009年2月 2日 (月) 19時25分